ARTIST
アーティスト
上出惠悟
Kamide Keigo
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1981年石川県生まれ。2006年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業。同年より、1879年創業の九谷焼窯元・上出長右衛門窯の後継者として、職人と協働しながら伝統の枠に囚われないユーモラスな発想で九谷焼を現代に伝えている。2013年には合同会社上出瓷藝を設立し、それを機に本格的に窯の経営に携わるようになる。その中で、上出は古典的な染色技法である「筒描」を用いて企業の商品企画やパッケージデザイン、アパレルブランドとのコラボレーションなどを手がけてきた。一方で、美術作家・画家としても精力的に活動しており、大学で学んだ油画に加えて、水墨画や瓷板画、磁土を用いた彫刻的作品など多様な技法を用いた表現に取り組んでいる。その活動は、九谷焼の枠を越えた展開を見せている。窯元としての役割と個人としての表現とを使い分けながら柔軟に横断することで、両者が関係し合い、それにより個々の活動も際立って浮かび上がってくる。それこそが上出の活動の特徴であるだろう。
主な展覧会に、個展「Izura」(東京藝術大学 藝大アートプラザ、2024年)、「Windows」(東福寺塔頭光明院、2024年)、や「新蕉」(Yoshimi Arts、2022年)、グループ展「座辺の現代美術 -景-」(大徳寺瑞峰院、2024年)、「第5回金沢・世界工芸トリエンナーレ」(金沢21世紀美術館、2022年)など。作品は、金沢21世紀美術館や高橋龍太郎コレクションなどに収蔵されている。
展示
東山エリア
H-5|KAI 離
《五浦_1》2024年 油彩、キャンバス 作家蔵
《五浦_2》2024年 油彩、キャンバス 作家蔵
《五浦_3》2024年 油彩、キャンバス 作家蔵