GO FOR KOGEI 2025
GO FOR KOGEI 2025

ARTIST

アーティスト

舘⿐則孝

Tatehana Noritaka

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  • イベント

Photo: GION

1985年東京都生まれ。2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。舘鼻は創作活動の概念として「Rethink(リシンク)」を掲げ、日本における伝統文化や工芸の技法を活用して現代の価値観を表現する現代美術家である。花魁の高下駄から着想を得て制作された代表作《Heel-less Shoes》は、米国歌手のレディー・ガガに愛用されたことでも世界的に知られている。また、2016年にはカルティエ現代美術財団にて開催された人形浄瑠璃文楽の公演において監督を務めるなど、ジャンルにとらわれない幅広い活動を展開している。
昨年のGO FOR KOGEIでは、《Heel-less Shoes》をはじめ、酒造場の床面に描かれた巨大な絵画作品《Descending Painting “Unryu-zu”》を発表した。本作は、来迎図に着想を得て制作されたものだが、舘鼻の代名詞とも言える二つのモチーフ「稲妻」と「雲」を用いながら「天と地」や「生と死」などの一対の要素として描くことで、仏教と神道双方の価値観が共存する神仏習合が表現されている。
主な展覧会に「Future Beauty 日本ファッションの未来性」(東京都現代美術館、2012年)、「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016年)、「Items: Is Fashion Modern?」(ニューヨーク近代美術館・アメリカ、2017年)、「和巧絶佳」(パナソニック汐留美術館ほか巡回、2020年)、「江戸東京リシンク展」(旧岩崎邸庭園、2024年)など。メトロポリタン美術館やヴィクトリア&アルバート博物館などに作品が収蔵されている。

展示

岩瀬エリア

I-1 / I-7|桝田酒造店 満寿泉 / KOBO Brew Pub

《ディセンディングペインティング “雲龍図”》2024年 アクリルエマルジョンペイント 個人蔵 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(桝田酒造店 満寿泉、 2024年)Photo: Watanabe Osamu

《ヒールレスシューズ》2018-2023年 牛革、豚革、染料、クリスタルガラス、金属ファスナー 個人蔵 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(桝田酒造店 満寿泉、 2024年)Photo: Watanabe Osamu

《ディセンディングペインティング“雲龍図”》2024年 アクリルガッシュ、キャンバス、木製パネル 個人蔵 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(KOBO Brew Pub、 2024年)Photo: Watanabe Osamu