GO FOR KOGEI 2025
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ARTIST

アーティスト

中川周⼠

Nakagawa Shuji

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1968年京都府生まれ。1992年に京都精華大学美術学部立体造形専攻を卒業。卒業と同時に重要無形文化財保持者でもある父・清司に師事し、2003年に滋賀県大津市にて中川木工芸 比良工房を開く。中川は、室町時代から続く伝統的な桶づくりを中心に、手作りの木製品を制作している。かつて日本における木桶は、産湯に使う桶から棺桶まで、生涯にわたり人々の生活に寄り添う身近な道具であったが、高度経済成長期を経てそれらの大半はプラスチック製品などに代わった。そうした状況のなかで、中川は歴史ある木工技術を継承しながらも、国内外のデザイナーやアーティストとのコラボレーションを通じて、木桶の新たな可能性を模索し続けている。特に木桶のもつアーチ構造と建築に親和性があることに着目し、その第一歩として取り組んだのが《木桶の茶室》である。伝統的なタガ締め技法を用いた本作は、短時間で設置・解体ができるポータブルなものであり、どのような環境のもとでも茶室空間を作り出すことができる。
主な展覧会に、個展「茶の杜に惑ふ」(アートスペース福寿園、2024年)、グループ展「ジャポニスムの150年」(パリ装飾美術館、2018-2019年)ほか。主な受賞歴に、「LOEWE Craft Prize 2017」ファイナリスト(2017年)、「日本伝統工芸再生コンテスト」ロニー賞(2023年)など。ヴィクトリア&アルバート博物館とパリ装飾美術館に作品が収蔵されている。

展示

東山エリア

H-3|スタジオあ

《木桶の茶室》2024年 杉 作家蔵

《KI-OKE スツール》2013年 神代杉、サワラ 作家蔵

制作風景(中川木工芸比良工房)