ARTIST
アーティスト
吉積彩乃
Yoshizumi Ayano
- 展示
1991年愛知県出身。2014年に武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科ガラス専攻を卒業、2016年に富山ガラス造形研究所造形科を修了。2019年より2022年までオーストラリアのガラス工房で制作を行い、現在は富山県を拠点に活動する。吉積は、金型を用いた吹きガラスを軸に、ガラスによる絵画的表現を探求する作家である。矩形に整形されたガラスを「三次元のキャンバス」と捉え、色ガラスの重層性やエナメルなどによる直接的な描画で色彩を構成していく。その表現は、フォーヴィスムから強く影響を受けた感情的で力強い色彩と、溶けたガラスがもたらす偶発性を取り入れたアプローチが特徴であるが、一方で、透明性と有機的な形態はガラス特有のマチエールに依るものだ。これら三次元の絵画は、作品の表裏だけではなく、中空に吹かれた内と外が複雑に交錯することで、鑑賞者の位置や視点の動きに応じてさまざまな表情を立ち上がらせる。吉積は、ガラスという素材と真摯に向き合うことから生まれる豊かな色彩表現を通して、アートや工芸といったジャンルにとらわれない独自の表現を切り拓いている。
主な展覧会に個展「Ayano Yoshizumi Solo Exhibition」(P/OP SHIBUYA、2024年)、「MAKE IT POP」(富山ガラス工房、2023年)、グループ展「Gathering-つなぐ創造力」(富山市ガラス美術館、2025年)。主な受賞歴に、「Tom Malone Prize 2021」大賞(2021年)。西オーストラリア州立美術館やタコマガラス美術館などに作品が収蔵されている。
展示
岩瀬エリア
I-6|旧岩瀬銀行
《ICON#2407 No.3》2024年 ガラス 作家蔵 Photo: Nanbu Miki
《ICON#2407 No.1》2024年 ガラス、アクリル絵の具、アクリルメディウム 作家蔵 Photo: Nanbu Miki
《ICON#2501 No.1》2025年 ガラス 作家蔵 Photo: Nanbu Miki