ARTIST
アーティスト
桑⽥卓郎
Kuwata Takuro
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1981年広島県生まれ。2001年に京都嵯峨芸術大学短期大学部(現:嵯峨美術短期大学)を卒業後、2007年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了。桑田は、これまでの陶芸の枠組みを超えた新たな表現を追求している作家である。カラフルでポップな色彩を用いつつ、伝統的な技法である「梅花皮」や「石爆」「点滴」などを過剰に施すことで、独自の視覚言語を構築してきた。一方で、巨大な彫刻作品にも「茶垸(ちゃわん)」と名付けるなど、日本における茶の湯文化などの伝統と自身の実践とをシームレスに捉えている。近年では、陶芸の原点ともいえる「食」へと回帰し、多治見で培われた量産技術を用いたクラフトライン「く」を立ち上げた。暮らしに寄り添う器から、日常からかけ離れた彫刻的造形まで幅広く取り組む桑田は、その両極を行き来することで、それぞれの領域に新たな視点と創造性をもたらしている。
主な展覧会に、個展「Together Shiyoze! (Let’s Get Together!)」(Salon 94・アメリカ、2025年)、「窯上げうどん」(Gallery & Restaurant 舞台裏、2025年)、「Strange Clay: Ceramics in Contemporary Art」(Hayward Gallery・イギリス、2022-2023年)など。主な受賞歴に、「LOEWE Craft Prize 2018」特別賞(2018年)、「2021年度日本陶磁協会賞」(2022年)など。作品は、ルベル・ファミリー・コレクションをはじめシカゴ美術館、パームスプリングス美術館、金沢21世紀美術館など世界各地のパブリックコレクションに収蔵されている。
展示
岩瀬エリア
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イベント
うつわと楽しむ蕎麦屋の新しいスタイル
I-9|酒蕎楽 くちいわ
展示風景 桑田卓郎+く「窯揚げうどん」(Gallery & Restaurant 舞台裏、2025年)Photo: Kumi Nishitani
展示風景 桑田卓郎+く「窯揚げうどん」(Gallery & Restaurant 舞台裏、2025年)Photo: Kumi Nishitani
展示風景 桑田卓郎+く「窯揚げうどん」(Gallery & Restaurant 舞台裏、2025年)Photo: Kumi Nishitani